習近平国家主席が金棒を振り虎退治する短編アニメーションが、春節期間中にネット上で好評を博し、海外メディアに注目された。一部の海外メディアは、これは中国政府の新たな宣伝方法であり、中国の指導部と国民の和やかなムードを反映したと推測した。
3本のアニメーションの中国主要動画サイトにおける再生数は、昨日の時点で630万回に達した。そのうち習主席が金棒で虎退治するアニメ「群衆路線に本腰」の再生数は、470万回に達した。
この3本のアニメーションは、海外メディアの好奇心を刺激し、注目を集めた。ユーチューブは3本の動画を転載した。米ウォール・ストリート・ジャーナル、英BBC、シンガポール英字紙のザ・ストレーツ・タイムズ、マレーシア華字紙の東方日報、パキスタンのウェブサイト、カザフスタン国際通信社、オーストラリアの中華世界研究センター、ニュージーランドの外交情報サイトなど、100社以上の海外メディアが関連記事を掲載・転載した。
BBCなどのメディアは、「習近平氏のアニメ、ネット上で好評」などの記事を掲載した。米サイトは虎退治の動画を「驚くほど大胆」と報じた。
海外の観測筋は、習主席の虎退治のアニメーションは、中国共産党のこれまでの無味乾燥な宣伝方法を変えたと指摘した。シンガポール華字紙の聯合早報(電子版)は、「これは現代社会の伝播の法則を把握し、ネットワークとニューメディアによって社会に指導部の情報を伝え、指導者の威信とイメージを強化しようとする、当局の取り組みを示している」と指摘した。ザ・ストレーツ・タイムズは、「中国人と習主席の和やかなムードを反映した」と伝えた。
ウォール・ストリート・ジャーナルは記事の中で、「中国の汚職撲滅キャンペーンは旧暦の新年も休むことはなかった。習近平氏の虎退治は、より多くの課題に直面している」と報じた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年2月27日