中国商務部の高虎城部長は7日に行なわれた記者会見で、「2015年と14年の国内外の情勢はほぼ同じで、国際需要は弱い成長を続けており、このような状況を踏まえ、約6.1%の輸出入増加目標を達成する自信はある」と述べた。
高部長によると、2014年の8.7%という輸出伸び率は満足できる数字である。比較不能な要素を除くと、14年の中国の輸出入は6.1%増、うち輸出は8.7%増だった。
2014年の輸出入伸び率の目標7.5%を達成できなかったことについて、高部長は輸入商品の価格の大幅な低下が主な原因だと見ている。
2015年1月、中国の輸出入のマイナス成長率は10%を超えた。これについて、高部長は、「先行指標で計算すると2月もマイナス成長になるが、下げ幅は大幅に縮小するに違いない。先行指標から分析すると、3月に中国の輸出入はプラス成長に転換する」と話した。
また、輸出入伸び率6%の目標達成のためにすべき4つのことを述べた。1つ目は、公布済みの貿易の安定的成長に関する支援策を引き続きしっかり行なう。2つ目は、モデルチェンジ・グレードアップ、構造調整を行なう企業への支援を特に強化する。3つ目は、新型の輸出マーケティングモデルの持続的発展と奨励を行なう。4つ目は、中国の企業の輸出増加の安定・維持のために有利な国際競争環境を作る。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年3月8日