全国人民代表大会代表、河北省長の張慶偉氏は3月9日午後、北京・天津・河北の共同発展戦略について触れた際に、「河北省にとって、これは千載一遇の重大な歴史的チャンスだ。国家の力強い組織のもと、北京・天津・河北はリサーチを強化し、北京・天津・河北共同発展計画の綱要を作成した。同綱要は審査後、早急に発表される」と述べた。
北京・天津・河北は他にも、2つの協力を進めている。北京・天津、天津・河北は昨年、業務提携の契約を締結した。河北省が北京・天津から導入した資金は、各地から導入した資金の51%に達した。
北京・天津・河北は3つの分業に率先して取り組んだ。指導チームの指示に基づき、計画を作成すると同時に交通、生態・環境保護、産業の分業に率先して取り組むことが提案された。
河北は北京・天津といくつかのプラットフォームを構築し、いくつかの企業を設立している。例えば、北京・天津・河北都市間鉄道投資公司を設立した。河北と天津は渤海港口投資集団を設立した。他にも河北は北京・天津と、モデル区の建設を進めている。
張氏は最後に、北京・天津・河北の重要な調整の対象となるエリアが一致することを強調した。張氏によると、この取り組みは昨年、実質的な進展を実現した。例えばかつて北京・天津・河北の税関は連結していなかったが、昨年10月1日より一体化が実現された。また3大通信事業者の携帯電話の長距離通話料金が取り消された。北京で登録した電話番号を使い、河北で電話をかけた場合も、ローミング料金がかからない。北京と張家口の、2020年冬季オリンピックの共同招致も進められている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年3月10日