イギリスは12日、創設加盟国として、アジアインフラ投資銀行(AIIB)に正式に加入することを明らかにしました。これに対し、中国外交部の洪磊報道官は13日の記者会見で「イギリスはすでに中国側に関連の確認書類を送ってきており、中国側はイギリス側の決定に歓迎の意を表した」と述べました。
洪報道官はまた「アジアインフラ投資銀行の創設意向を示す加盟国首席交渉代表会議の議長国として、中国はいま、多角的なプログラムに基づいて現有の創設加盟国の意見を聴取している」ことを明らかにしました。順調に行けば、イギリスは3月末までに正式に創設加盟国になる見込みです。
中国が主導しているアジアインフラ投資銀行に西側資本主義国では初めて英国が参加することになります。
アメリカのホワイトハウスの報道官はこのほど記者会見で「われわれはイギリスが自らの発言権を生かして、アジアインフラ投資銀行を高いレベルで運行させるよう推進することを期待している」と述べました。これに対し、洪報道官は「アジアインフラ投資銀行の管理構造と運営政策は多国間銀行の経験と教訓を充分に参考し、さらには協力をして相互補てんしていく」との考えを示しました。
「中国国際放送局日本語版」2015年3月14日