多くの同盟国が米国の圧力を無視し、アジアインフラ投資銀行(AIIB)への参加を宣言したという情報が伝わっている。米国の高級外交官は17日、これは各国が判断すべきことだと述べた。ロイター通信が17日に伝えた。
フランス、ドイツ、イタリアは英国に追随し、中国が主導するAIIBへの参加に合意した。韓国メディアの報道によると、韓国も不参加の立場を見直すことになった。
海外は、AIIBは中国の地域における「ソフトパワー」の強化を促すと判断している。米国の高級外交官は17日、「米国はAIIBの注目を続けるが、参加するか否かは各国が判断すべきことだ」と述べた。
訪韓中のダニエル・ラッセル米国務次官補(東アジア・太平洋担当)は17日にソウルで、「我々は中国に対して、投資とインフラ整備を歓迎する姿勢を示し続けている」と述べた。
同氏は、「議論の方向性が定まらぬまま、AIIBの運営が開始される前に加入するべきかは、各国政府が判断することだ」と話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年3月18日