中国公安部(公安省)は特別行動「猟狐(キツネ狩り)2015」を4月1日から展開することを決定した。国外逃亡した経済犯罪容疑者、国外逃亡した党員や国家公務員、汚職事件の国外逃亡者が重点的対象だ。人民日報が伝えた。 2014年7月から12月にかけて、公安部は海外に逃亡している経済犯罪容疑者を対象とした全国公安機関による一斉取締特別行動「猟狐2014」を展開した。すでに国外に逃亡した経済犯罪容疑者680人を捕まえた。
「猟狐2015」特別行動は中央反腐敗調整チームによる「天網」行動の重要一部だ。公安部は中央組織部、最高人民法院(最高裁)、最高人民検察院、中国人民銀行(中央銀行)、国家外為管理局など関係機関と共同で、パスポートの規律違反の発行・所持状況を調査・処理、オフショア会社や地下銀行を利用した不法取得資産の国外送金の取締りなど特別行動を展開する。(編集LX)
「人民網日本語版」2015年4月2日