安倍氏が元捕虜を晩餐会に招待、宣伝目的か

安倍氏が元捕虜を晩餐会に招待、宣伝目的か。

タグ: レスター・テニー 第二次大戦

発信時間: 2015-04-29 14:41:48 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

訪米中の安倍晋三首相は、カールスバッドの高齢者を現地時間28日の晩餐会に招いたと報じられた。この第二次大戦中に日本軍から虐待された元捕虜は、「なぜ私を招待するのかまったく分からない」「宣伝目的だろう」と述べた。

この2人が同じ食卓につくとは、ややきまりが悪いことだ。60歳の安倍首相は日本のタカ派政治家として、日本が戦時中に犯した罪を極力否定している。招待されたレスター・テニー氏は94歳の高齢で、バターン死の行進の生存者、日本の戦争犯罪を研究する専門家だ。しかしながら在アメリカ合衆国日本国大使館はテニー氏を、ワシントンで開かれる晩餐会に招待した。

テニー氏は招待を受けたが、これに戸惑っている。「安倍首相は、第二次大戦の捕虜まで招待した自分がいかに素晴らしいかを宣伝したいのだろう」「私が出席するのは、第二次大戦の捕虜がまだ忘れられていないことを証明するためだ」

この元戦車長は3年間の捕虜生活を経て、戦後の輝かしい人生をスタートさせた。テニー氏はサンディエゴ州立大学とアリゾナ州立大学で金融学を教え、アリゾナ州立大学から名誉教授に選ばれた。テニー氏は戦争の時代の記憶に苦しめられているが、「東洋のアウシュビッツ」の恐ろしい経歴を記録した『My Hitch in Hell』を執筆した。

テニー氏の著書は人々に衝撃を与え、日本にまで影響を及ぼしている。テニー氏は2003年、本書の日本語版の発表会に出席するため訪日した際に、何度も質問を繰り返した結果、日本の多くの児童が戦争について何も知らないことを知った。

日本側はテニー氏と安倍首相の直接対話を計画していないが、テニー氏は準備を整えているという。テニー氏は、「全世界が彼の回答を待っていると言うだろう」「首相は日本が70年以上前に戦争を発動したという事実といかに向き合うだろうか?戦争の影響は、今日でも実感できる。日本が今すべきことは、自国の歴史の直視だ」と語った。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年4月29日

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