中国の抗戦記念日、ロシアが部隊の派遣を決定

中国の抗戦記念日、ロシアが部隊の派遣を決定。

タグ: ロシア 抗戦勝利記念日 軍事パレード

発信時間: 2015-05-12 13:35:59 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

ロシアのショイグ国防相は、中国中央軍事委員会副主席を兼ねる範長竜国防相に対して、「ロシアの部隊は9月3日に北京で開かれる、抗戦勝利記念日の軍事パレードに出席する」と答えた。範国防相は現地時間10日午後、モスクワでショイグ国防相と会談した際に、「ロシア軍の指導者と部隊が今年9月に訪中し、世界反ファシズム戦争・中国人民抗日戦争勝利70周年記念式典に出席することを歓迎する」と述べた。RIAノーボスチは11日、「ロシアが中国に軍人を派遣し、北京の軍事パレードに出席することを正式に認めるのは、これが初めてだ」と報じた。

しかし中露双方は、派遣する部隊の規模と種類については言及しなかった。中国国防大学の張召忠教授は11日、環球時報の取材に応じた際に、「通常2カ国が相手国の記念的な軍事パレードに出席する場合、対等の原則を順守する。中国は今回、102人の三軍儀仗隊を派遣した。それならばロシアも、儀仗隊に準じる部隊を派遣するべきだ。儀仗隊でなければ、軍楽隊などの部隊を派遣する可能性がある。戦闘部隊や特殊部隊を派遣する可能性は低い」と指摘した。

ショイグ国防相は10日の会談で、中国軍が5月9日にモスクワ・赤の広場の軍事パレードに参加したことに謝意を表し、「一部の人間が歴史を書き換え、ファシズムを英雄化しようと試みる中、露中の団結には原則的な意義がある。第二次大戦中の戦いによって生まれた友情と相互支援は、現在の露中軍事関係の堅固な基礎を築いた」と発言した。ロシアの専門家は、「ロシアが他国の軍事パレードに軍隊を派遣することは稀だ。中国への派遣に同意したことは、露中関係がかつてないほどの水準に達したことを示している」と述べた。

張教授は11日、環球時報に対して、「中華人民共和国の誕生後、中国は外国の軍隊を軍事パレードに招待したことはないようだ」と述べた。またロシア軍を招待した意義について、「第二次大戦の歴史において、中露と米英仏といった西側諸国は、同じ戦線に立った同盟国だ。軍事パレードにこのような大国が参加することは、歴史の大問題における団結を示す。世界の大きな流れから見ると、より高い位置に立ちこれまでの70年の歩みを総括し、未来を見据えるべきだ」と話した。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年5月12日

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