海軍航空隊訓練部門によると、海軍は近年艦隊の戦闘即応遠洋パトロール訓練や対抗演習などのタイミングと合わせて、航空機による宮古海峡、バシー海峡を通過した西太平洋などでの訓練を相次いで実施してきた。長時間、多項目、高強度の実戦的訓練を通じて、戦法・訓練法を検証し、完全なものにし、部隊を鍛え、航空隊による常態化遠洋作戦訓練任務遂行のために有益な経験を蓄積した。
海軍航空隊は近代化海軍を構成する重要な一部だ。海軍の使命・任務の拡大に伴い、海軍航空隊の航跡は近海から遠洋へと延伸し、アデン湾での護送、地中海での合同演習、インド洋での捜索救難、および海上権益維持、戦闘即応遠洋パトロール訓練など重大な軍の行動のいずれにおいても、その姿がある。使命・任務を友好に履行するため、海軍は航空隊による遠洋での実戦的訓練を積極的に実施し、遠洋機動作戦の組織と指揮、兵力協同、総合支援などの特徴と法則を積極的に探り、海軍航空隊の戦闘即応活動の空間を拡大し続け、遠洋訓練の常態化を着実に推し進め、遠洋機動作戦能力および組織・指揮能力を効果的に高めた。
艦艇・航空機協同は航空隊の遠洋訓練の主要形式だ。近年、遠洋戦闘即応訓練と合わせて、偵察・早期警戒、突撃、支援、対空防御、指揮などの全要素、全機能、全系統的訓練を実施し、部隊運用のレベルと効率を高め、早期警戒、探知、支援、突撃など航空機間、艦艇間、艦艇・航空機間の組織と協同を強化するとともに、遠洋偵察・早期警戒、通信確保能力を実際に検証した。
遠洋での実戦的、常態化訓練の継続と深化は、海軍航空隊の緊急機動、艦艇・航空機協同、空中戦闘、低空突撃防衛、精確な攻撃などの能力を著しく高める。現時点で海軍航空隊の全ての部隊は区域を跨ぐ機動作戦任務を担うことができ、パイロットは全て実戦的訓練を完了し、全天候型作戦能力を備えており、海軍航空隊の全体的作戦能力が新たな段階へと上がったことを示している。(編集NA)
「人民網日本語版」2015年6月3日