潘事務総長は、日本メディアが国連の潘事務総長の中国訪問に対し日本政府常駐代表団が関心を寄せていると報じたことについて、「全世界が第2次世界大戦終結70周年を記念している。この戦争は人類史上最も悲惨な出来事だ。これと同時に、国連の設立も重要なことだ。歴史を振り返れば、人々はその中から教訓をくみ取ることができ、また歴史の教訓をくみ取るという基礎の上により明るい未来を切り開かなければならず、これが私が招待を受けて中国を訪問する理由だ」と述べた。
また潘事務総長は、「年初以来、さまざまな記念イベントに相次いで出席してきた。5月には第2次世界大戦が始まった場所であるポーランドを訪問し、それからウクライナを訪問した。5月9日にはロシアの大祖国戦争勝利70周年記念イベントに出席し、その後、軍縮担当上級代表代行を日本の広島に派遣して、被爆70年の節目の広島市原爆死没者慰霊式・平和祈念式に出席した。こうした方面で一貫して教訓をくみ取ろうと努力してきたし、学ぶことのできた歴史の教訓を未来に生かそうとしてきた。国連事務総長として発揮すべき役割は果たしてきたと考えている」と述べた。(編集KS)
「人民網日本語版」2015年8月30日