歴史を振り返り、前進する力を汲み取る
歴史を振り返り、前進する力を汲み取る。
タグ： 歴史 第二次大戦 中華民族
平和の時とは、茶の香りが満ちる部屋、花が咲き誇る庭を意味する。戦争の歳月には山河が崩れ、命が塗炭の苦しみにさらされる。平和は幸福の扉を開くが、戦争は地獄の子だ。世界のすべての母が平和を愛し、戦争を憎んでいる。
中国人は戦争の痛みを忘れない。
古の中国の平和の扉は、1840年の侵略戦争によってこじ開けられた。多くの山河が戦火に包まれ、兵士の命が奪われ続けた。日本が第二次大戦中に発動した中国侵略戦争は、中国人に深い激痛をもたらした。中国の軍人と市民の3500万人が死亡し、1937年の貨幣価値で換算すると、中国は戦争中に1000億ドルの直接的な経済的損失、5000億ドルの間接的な経済的損失をこうむった。
歴史は重要な節目に、人々の回想と反省を促す。
9月3日の中国人民抗日戦争・世界反ファシズム戦争勝利70周年記念活動は、血と命でできた歴史を温める。歴史を銘記し、烈士を偲び、平和を愛し、未来を切り開く。
抗戦勝利の記念、抗戦の歴史の銘記を契機とし、得たものと失われたものを判断する。人々は「天下泰平でも、戦を忘れれば危うし」、「大国でも戦を好めば亡ぶ」ことをはっきりと認識する。
抗日戦争勝利70周年の節目に今を思い過去を振り返ることで、人々は70年前の偉大なる勝利が、中華民族が復興に向かう歴史的な転換点であることをより深く感じることができる。中国共産党はあれから、どのような紆余曲折をへようとも、どのような苦難と困難が立ちはだかろうとも、常に中国人を率いて団結を促し、「立ち上がれ」から「豊かになれ」、「強くなれ」に移り変わる民族の復興を促した。古の中国は戦火の中で生まれ変わり、新たな姿勢で世界の東方に屹立している。
歴史は最良の教科書であり、最良の清涼剤だ。我々は歴史を銘記するのは憎しみを伝えるためではなく、歴史を鑑とし未来を見据えなければならないと強調している。我々が歴史を銘記するのは悲しみに沈むためではなく、歴史を考えることで深い啓発を受け、歴史の精神から前進の力を得るためだ。「遅れれば侵略される」という歴史の教訓を汲み取れば、我々はより深く発展の重要性を理解できる。烈士が国難に立ち向かったことに感謝すれば、我々はより深く「国は最大の家庭、家庭は最小の国」であることを実感できる。気宇壮大な抗戦の精神を発揚すれば、我々の改革の深化と問題の克服に、打ち砕くことのできない精神力が備わる。
「中国網日本語版（チャイナネット）」2015年9月1日
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