国連の潘基文事務総長が北京の閲兵式への出席に日本政府が再び不満を表したことについて、潘基文事務総長の報道官は31日、「事務総長のスケジュールは変わらない。これをきっかけに、歴史を振り返り、教訓を汲み取ることによって未来に目を向けることができる」と表明した。
デジャリック報道官は31日の定例記者会見で、「潘基文事務総長はポーランド、ウクライナ、モスクワなどで行われた記念活動に出席したように、中国訪問中にも第二次世界大戦終戦70周年の記念活動に出席する」と明らかにした。
また同氏は、「第二次世界大戦の終戦と同時に国連は誕生した。これをきっかけに、歴史を振り返り、教訓を汲み取ったうえで、さらに明るい未来に向かえると潘事務総長は信じている。それが出席の理由でもある」と話した。
さらに報道官は、「潘事務総長は、すべての国がこれを機に歴史を総括し未来を切り開くことを望んでいる」と語った。
日本メディアの報道によると、菅義偉官房長官は31日、「国連は中立であるべきだ」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年9月1日