大国関係、ウィンウィンの協力が必要
習主席の訪米は、中米協力の重要な契機になる。中米は次の面で努力する必要がある。
まず衝突・対抗せず、尊重し合い協力とウィンウィンを目指すという、中米新型大国関係の確固たる約束に再言及する。2013年と2014年の中米首脳会談において、両国首脳はこの目標に向かい歩み寄ると表明した。新型大国関係は決して堅苦しい話題ではない。中米の勝敗ではなくウィンウィンを強調しており、両国民の根本的な福祉に関わる。
次に、協力により中米関係を構築する。中米は二国間、地域内、世界的な問題で幅広い協力の空間を持つ。潜在力を発掘し、思考回路を切り開けば、中米の協力の道はより幅広くなるだろう。
それから、対話により食い違いを解消する。一部の食い違いは構造的なもので、一時的には解決しがたい。これについては、建設的なコントロールの道を模索できる。一部の食い違い、例えばサイバーセキュリティなどは新たに生じたものであるが、関連規則を共に制定するためには対話が必要だ。軽率に制裁などの棒を振りかざせば、逆効果になるだけだ。
世界一・世界2位の経済国である中米両国は重責を担っている。歴史上の大国間の衝突・対抗とは異なる新たな道を歩み、大国関係の協力・ウィンウィンの新モデルを構築する必要がある。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年9月8日