中国外交部の華春瑩報道官は10日、南沙諸島の華陽礁と赤瓜礁で灯台の運用を開始したことについて、「灯台の設置は、関連海域を通行する船舶に効率的なナビゲーションサービスを提供し、南海海域での安全航行を大幅に向上できる」と明らかにしました。
華報道官によりますと、華陽礁と赤瓜礁の灯台が計画通り完成し、今月9日から運用開始となったということです。この灯台について、華報道官は「南海は重要な国際海運通路であり、世界で重要な漁場の1つでもある。そのため、船舶の密度が高く、通行状況も複雑で、海上交通事故は常に起きている」と説明し、灯台の設置によって南海海域での安全航行が大幅に向上することを強調しました。さらに、「中国は今後も、南沙諸島の関連島嶼で、一般施設や国際公益施設を建設し、南海沿岸諸国と、この海域を航行する各国の船舶に対し、より良いサービスを提供し続ける」と述べました。
「中国国際放送局日本語版」2015年10月11日