カナダ軍事専門誌・漢和ディフェンスレビュー(最新号)によると、解放軍空軍は今年より、香港石崗軍用飛行場で、地対空ミサイル陣地の建設を開始している。記事の内容は下記の通り。
建設は現在も進められている。陣地を見ると、6台のHQ-6地対空ミサイル発射車両を設置し、1つの軍営を建設すると判断できる。このミサイルは、四川省成都市にも配備されている。建設用地に限りがあるため、同飛行場のHQ-6陣地は狭くなる。陣地の直径は142メートルで、6カ所の発射場が非対称に設置される。大陸部のその他の地域で建設されているHQ-6陣地と異なり、全面的な竣工は今年の年末になる見通しだ。
HQ-6の輸出版の名称はLY-60。LY-60の発射陣営には6台の発射車両、1基の捜索レーダー、3基の追跡レーダーが配備される。捜索レーダーの捕捉距離は50キロで、空の60のターゲットを同時に追跡し、そのうち4つに攻撃を加えることができる(セミアクティブ・レーダー・ホーミングを採用)。この防空ミサイルは、広東省深セン市に設置されているHQ-9長距離地対空ミサイルと、防御網を形成する可能性がある。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年10月13日