中国が2隻の国産空母を同時建設、電磁カタパルトを搭載

中国が2隻の国産空母を同時建設、電磁カタパルトを搭載。

タグ: 空母

発信時間: 2015-10-22 13:58:53 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

軍関係者によると、中国人民解放軍は大連と上海の造船施設で2隻の国産空母の建造を並行して進めている。空母「遼寧艦」の就役後、中国は実戦的な空母を常時運用するため複数の国産空母建造を急ピッチで進めている。21日付朝日新聞が伝えた。

解放軍は、海外利権の保護などのため海軍力強化を進める。米軍などに対抗するため、空母建造を「海軍力の現代化の重要な一歩」ととらえている。軍関係筋によると、解放軍は「遼寧」に続き、初となる国産空母を遼寧省大連の造船施設で建造中だ。今月1日には『IHSジェーンズ』が、建造中の大型船舶を撮影した衛星画像を公開。画像からは、当初は竜骨や船体基礎部分だけだったのが、船首や船尾部分に工事が進んでいる様子が分かる。北京の軍事筋によると、建造中の空母は「年末には船体の外観が完成する」見通しという。軍事研究者や造船所関係者によると、もう1隻の国産空母の建造は、上海・長興島の「江南造船集団有限責任公司」の空母専用ドックで進められている。船体をブロックに分けて造り、大型起重機で組み立てる方法を採用。

北京の軍事筋によると、中国は電磁式カタパルトを空母に装備する方向という。そうなれば、空母はより多くの艦載機を搭載できるようになる。2隻の空母は竣工後、J-15艦載機を搭載し、海南省・三亜市の軍港に配備され、南中国海の監視任務を遂行する。

時の劉華清海軍司令は1980年代、軍委員会内で決定した海軍戦略計画の中で、2020年までに国産空母を建造するという方針を掲げ、第二列島線内の制海権を把握するとしていた。軍事専門家によると、中国の指導部はこの計画を引き継いでいる。空母の建造数は明らかにされていないが、遼寧省の高官は昨年1月、「中国は将来的に4隻以上の空母を保有する」と述べていた。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年10月22日

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