南中国海の砲艦外交、中国の決意の試練に

南中国海の砲艦外交、中国の決意の試練に。 中国は2009年より南中国海で、ほぼ常にその他の当事国や米国に先んじていたように思える。しかし米艦「ラッセン」の航行の自由の行為は、流れを変えた…

タグ: 南中国海 砲艦 外交 決意

発信時間: 2015-11-20 14:23:42 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

中国は2009年より南中国海で、ほぼ常にその他の当事国や米国に先んじていたように思える。しかし米艦「ラッセン」の航行の自由の行為は、流れを変えた。ただこれは主に、米国が危険な手段により中国の推進を阻止したという意義でではない。米国が脅迫により中国の島礁および海域に対する実効支配を弱めた、もしくは中国政府に歴史的な主権の主張の譲歩を強いたという動きは確認されていない。オンライン雑誌『ザ・ディプロマット』が伝えた。

しかし米軍が係争中の海域に出現したことは、未来の中米関係に対して強い政治的声明を発表し、地域の同盟国により明確な行動を示したと考えることができる。この砲艦外交は、中国は国家が危険にさらされた際にも約束を固く守れるかを試す。中国は対立の平和的な解決の原則を維持するだろうか?

航行の自由は理想的な状態ではなく、一種の現状だ。米艦の存在が、この現状を強めている。米国が軍艦を派遣したことは、同地域における米海軍の派遣的な地位を示したが、厳密に言えば米国はこれで南中国海の主権・領土係争でどちらかに肩入れすることはなく、中国人に対して具体的な安全の脅威を形成することもない。これは確かに米国の同盟国やベトナムが、係争海域で海軍や沿岸警備隊の活動範囲を拡大するスペースを生み出した。中米の政治的声明を見ると、双方の間には海軍の一部勢力の出動と脅迫を戦争行為にエスカレートさせれば、両国の国益に完全に背くことになるという一種の黙契がある。

米国はアジア太平洋のリーダーとしての地位を手放したくなく、中国にも多くの余地が残されていない。しかし「米国の冒険主義」は今日、まったく異なる地政学的背景の下で進められている。米国が前回、他国の領土を侵略から守るため出兵したのは、1991年の湾岸戦争だ。米海軍の前回の大規模な海戦は、70年前の太平洋の戦場における日本帝国海軍との対決だ。ラッセンが事態を武力衝突に変えることはない。両国はこの政治的情報の、実際にもたらされる結果に注目し続けるべきだ。これは新たな現実だが、最も悪い状況を予言してはいない。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年11月20日

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