会期2日の第27回ASEAN首脳会議が22日、マレーシアの首都クアラルンプールで閉幕した。ASEAN10カ国の首脳は、年末にASEAN共同体を構築し、今後10年間に渡り共同体の整備を継続すると宣言した。
ASEAN首脳は同日、「ASEAN共同体の建設に関する2015年クアラルンプール宣言」に調印し、今年12月31日に政治安全共同体・経済共同体・社会文化共同体を3本柱とするASEAN共同体を正式に構築することを発表した。同時に「ASEAN 2025:手をつなぎ前進」文書を議決し、今後10年間の発展の方向を示した。
ASEAN議長国マレーシアのナジブ大統領は、同日の閉幕式の式辞で、「ASEAN共同体の構築の宣言は、地域の歴史的な転換点だ。ASEANは誕生から48年に渡り、想像もおよばぬほど大きな成果を手にしたが、これは始まりに過ぎない。ASEAN共同体の設立は、地域建設の終点を意味しない。我々はいっそう努力し、3本柱の枠組みに基づき団結し、全面的に一体化を実現しなければならない。ただし目標は一挙に実現できるものではなく、より多くの時間と空間が必要だ」と話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年11月23日