トルコのF-16戦闘機が11月24日、ロシアのSu-24戦闘爆撃機に空対空ミサイルを発射した。ロシア機はシリア国内の、トルコの国境から4キロ離れた地点で墜落した。イタルタス通信の27日の報道によると、ロシアのプーチン大統領はトルコが同機を撃墜した際に、ロシア機であったことを知らなかった可能性を排除した。
トルコの大統領は本件について、トルコ空軍はSu-24を攻撃した際にロシア機であることを知らなかったと述べた。プーチン大統領はフランスのオランド大統領との会談後の共同記者会見で、「機体にはエンブレムが塗装されており、非常に目立つ」と述べた。
プーチン大統領はまた、「米国側とまとめた協定に基づき、我々はロシア空軍の現地における行動に関する情報を事前に伝えていた。具体的にどの戦線、どの地点にいるか、そして具体的な時間についてだ」と話した。
プーチン大統領はさらに、「米国の同盟国であるトルコは、ロシア空軍がこの地域で活動を展開していることを知っていたはずだ。他に何が必要か?あれが米軍機であったと知っていたならば、撃墜しただろうか?これは完全なでまかせ、言い訳だ」と発言した。
トルコがこの悲劇的な事件を回避しようとせず、曖昧な説明を行い、謝罪もしていないことについて、プーチン大統領は遺憾の意を表した。
またプーチン大統領はオランド大統領との会談後、シリア軍がロシアの支援を受け、ロシア機が撃墜された地区での構成を強めていると述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年11月17日