習近平国家主席がフランスのオランド大統領と国連気候変動枠組条約第21回締約国会議(COP21)のファビウス議長の招待を受けて、29~30日にフランスでCOP21に出席する。
中国外交部(外務省)は25日に国内外プレス向けブリーフィングを開き、劉振民外交副部長(外務次官)が習主席のCOP21出席について説明した。
劉副部長によると、習主席は会議で世界の気候対策に対する見解と主張を明らかにし、会議の合意形成に貢献する。中国側はCOP21に4点を期待している。第1に原則の堅持。パリ合意は国連気候変動枠組条約の原則と規定、特に共通だが差異ある責任の原則、公平原則、各自の能力の原則を堅持すべきだ。第2に全面的均衡。2020年以降の気候変動対策だけでなく、2020年以前の行動についての問題もしっかりと処理すること。第3に方向性の先導。エコ・低炭素発展という明確なシグナルを世界に発し、省エネ・排出削減、気候変動対策を各国経済の高度化、エネルギー安全保障、気候リスク低減の内在的原動力にすること。第4に保障の提供。先進国は資金・技術面の義務を履行し、2020年以降も支持を強化し続ける必要がある。(編集NA)
「人民網日本語版」2015年11月30日