第3に、中国とジンバブエの友好は何度も試練を経てきた。2000年初頭、ジンバブエは土地改革政策を実行。西側諸国はむやみに非難し、経済制裁を実行し、ジンバブエの国民経済は厳しい局面に直面した。だが中国はジンバブエと一貫して緊密な往来を継続し、平等に接してきた。中国はジンバブエへの内政干渉に反対し、主権維持を支持した。ジンバブエは中国を外的環境の変化に左右されないパートナーと見なし、一貫して「1つの中国」政策を堅持してきた。中国側は多国間の場でジンバブエのために正論を述べ、一貫して制裁の解除を西側に呼びかけてもきた。昨年8月にムガベ大統領が訪中し、習主席と両国関係について重要な共通認識にいたり、双方関係の将来の発展の方向性を指し示した。今年4月習主席とムガベ大統領はアジア・アフリカ首脳会議期間に再び会談した。
第4に、中国とジンバブエの親善は人々の心に深く浸透している。筆者はジンバブエを数回訪問したが、そのたびに中国の人々に対するジンバブエの人々の厚い情誼をはっきりと感じた。ムガベ大統領は訪中時、ジンバブエ国民を代表して中国国民にライオンの子ども2頭を贈呈した。このかわいいライオンはすでに上海野生動物園で飼育され、両国親善の使者となり、子どもたちを始めとする中国国民に愛されている。
中国とジンバブエの親善は長い時間を経てますます輝きを放っている。習主席は今回ジンバブエを訪問し、ムガベ大統領と共に、両国関係の新たなビジョンを描いた。これは両国の友好の基礎が厚く、大きな将来性があることを十分に示し、3つの大きな情報を明確に伝えている。第1に両国は引き続き支持し合い、協力・ウィンウィンを続け、手を携えて発展する。第2に、ムガベ大統領はアフリカのベテラン政治家であり、中国国民の古くからの友人であり、習主席の訪問は中国が古くからの友人を忘れず、中国とアフリカの伝統的親善を重視していることを十分に物語っている。第3に、ジンバブエは現在アフリカ連合の議長国、アフリカ大陸の代表であり、中国・ジンバブエ関係は中国・アフリカ関係の縮図とシンボルであり、活力と原動力に満ちた中国・ジンバブエ関係は中国・アフリカ関係が全面的な構造転換と高度化、さらに素晴らしい明日を迎えることを示している。(編集NA)
「人民網日本語版」2015年12月4日