広大な南中国海、国際法を侵犯しているのは誰か?

広大な南中国海、国際法を侵犯しているのは誰か?。

タグ: 南中国海 国際法 カーティス・ウィルバー

発信時間: 2016-02-01 10:12:01 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

米海軍のミサイル駆逐艦「カーティス・ウィルバー」が30日、中国の西沙諸島の領海に進入した。米国防総省は、今回の行動の狙いを「航行の自由を脅かす意図へのけん制」とした。国防総省のジェフ・デービス報道官は、「米国艦は航行前に当事国に通告しなかった。これは我々の正常な手続きと国際法に合致する」と述べた。

「国際法」の旗を掲げ、堂々たる理由を持つように見える。しかし中国は1992年に「領海及毗連区法」(中国領海法) を公布し、外国の軍艦が中国の領海に進入する場合、事前に許可を得る必要があると規定した。この規定は国際法と国際的な慣例に合致し、世界の多くの国の法律とも一致している。米国はこれを完全に理解していながら、中国の領海に軍艦を派遣した。これは中国の「国連海洋法条約」を含む国際法に基づく正当な権利を脅かしているだけでなく、国際法を蔑視し侵犯している。

皮肉なことに、米国は国際法の名を借りながらいわゆる「航行の自由作戦」の弁解を行っているが、世界の海洋法の秩序と規則を確定している国連海洋法条約を批准していない。

政府の政策決定に大きな影響力を持つヘリテージ財団は文書の中で、海洋法条約を批准しない米国には「腹積もり」があるとした。米国が海洋大国の権利を守るためには、「深刻な不備がある」多国間条約に加盟するのではなく、強い海軍を維持すれば良いだけだというのだ。

この理由を分かりやすく言い換えるならば、米国はすでに軍事力によって戦略的な優位性と油ガスなどの海洋資源を把握しているのだから、国際条約によって自分の手足を縛る必要などないというわけだ。

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