米空軍は26日、最新の戦略爆撃機の完成予想図を初公開し、B21と命名した。
完成予想図を見ると、B21は全翼機で、機体が黒塗りされており、現役のB2ステルス戦略爆撃機に似ている。
B21もB2と同様、ノースロップ・グラマンが開発。B21の開発プロジェクトは、「長距離攻撃爆撃機」と呼ばれていた。米空軍は同機を本土から離陸させ、数時間内に世界各地のターゲットを攻撃するという目標を設定した。B21は、米国が21世紀に初めて開発した爆撃機を意味する。
米空軍が昨年10月、ノースロップ・グラマンの落札を発表した際に、米空軍のデボラ・ジェームズ長官は「同機により、空軍は未来の高度の脅威に対応する能力をつける」と発言した。アシュトン・カーター国防長官は、「同機は米軍の今後50年間の戦略に向けた投資だ」と述べた。
新型爆撃機はこれまで神秘のヴェールに包まれていた。ジェームズ長官は26日、空軍協会の年間空戦フォーラムで、その外観を初公開した。しかし米軍はB21のその他の情報については明かしていない。
米空軍の現役戦略爆撃機は、B52、B1、B2の3機種だ。うちB52はすでに半世紀以上も就役しており、B1は2040年代に退役を予定している。米軍は最多で100機のB21を調達し、B52とB1の後継機とする。1機目のB21は、2020−30年の間に試験飛行する見通しだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年2月29日