パキスタンを訪問しているイランのロウハニ大統領は26日、パキスタンの首都イスラマバードで、「中国・パキスタン経済回廊の建設を支持する」との立場を表明しました。
これは、ロウハニ大統領がこの日に行われた記者会見で述べたものです。その際、ロウハニ大統領は「パキスタンのグワダル港と中国を鉄道でつなぐことは、この地域の発展を進める重要なプロジェクトになる」と指摘したほか、「グワダル港とイランの港もつないでいきたい」と述べました。
また、パキスタンのシャリフ首相によりますと、ロウハニ大統領の訪問期間中、両国は経済、貿易やエネルギー、金融などの分野における協力について一連の協定を締結し、向こう5年間、二国間の貿易規模を現在の10億ドルから50億ドルまで増加していくことで合意したということです。
ロウハニ氏は25・26日の両日、パキスタンでの訪問日程をこなしました。これはロウハニ氏が大統領に就任してからはじめてのパキスタン訪問になります。
CRIより 2016年3月27日