核安全保障サミットで、朴槿恵大統領は忙しくなりそうだ。朴大統領は30日、米国で開かれる核安全保障サミットに向け出発した。朝鮮に圧力をかける外交が、今回の訪米の主な目的だ。
韓国・聯合ニュースによると、朴大統領は核安全保障サミットの会期中、米国のオバマ大統領、中国の習近平国家主席、日本の安倍晋三首相と会談し、対朝鮮制裁の協力について協議する。韓米日は首脳会談を開催する。
朝鮮が4回目の核実験と衛星打ち上げを実施してから、朴大統領が米中日と首脳会談を開くのはこれが初めてだ。韓国紙『東亜日報』は、朴大統領は朝鮮に圧力をかけ核計画を放棄させる、全面的な外交を展開すると予想した。計3時間の4回の首脳会談において、朴大統領は国連安保理第2270号決議の着実な履行、韓国による単独制裁案などについて協議する。
米国のブリンケン国務副長官は29日、ワシントンで講演した際に、米日韓首脳会談の最大の議題は、挑発を繰り返す朝鮮への圧力の拡大だと述べた。ブリンケン氏は、「国連安保理の制裁決議を履行するほか、3カ国の首脳は朝鮮に追加制裁を行う。3カ国首脳は単独もしくは共同でさらなる措置を講じるため議論する。朝鮮の挑発を阻止する最も効果的な方法は、真の圧力をかけることだ。朝鮮と密接な経済・貿易関係にある中国からの協力が重要だ」と述べた。
菅義偉内閣官房長官は30日の記者会見で、「(朝鮮の核兵器とミサイルの開発は)わが国の安全保障に直接影響を及ぼす。日本は米韓と協力し、いかなる事態にも対応できる案を作成する」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年3月31日