王外交部長の東南アジア歴訪、南中国海のコンセンサスを形成

王外交部長の東南アジア歴訪、南中国海のコンセンサスを形成。

タグ: 南沙諸島,王毅外交部長,南中国海

発信時間: 2016-04-25 14:05:17 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

ブルネイ、カンボジア、ラオスの3カ国を歴訪した中国の王毅外交部長は23日、ラオスで記者会見を開いた際に、「今回の歴訪では各国と、現在の南中国海情勢について深く意見交換し、各国が国際法に基づき係争解決の手段を自主的に選ぶ権利を尊重するなど、多くの重要なコンセンサスを形成した」と述べた。

王外交部長によると、中国と3カ国は、南沙諸島の一部の島礁に存在する係争が中国とASEAN間の問題ではなく、中国―ASEAN関係に影響を及ぼすべきではないと判断した。次に中国と3カ国は、各国が国際法に基づき係争解決の手段を自主的に選ぶ権利を尊重するべきであり、一方的に強制するやり方に賛成しないとした。それから中国と3カ国は、「南中国海行動宣言」第4条の規定に基づき、直接的な当事国が対話と協議により領土・海洋権益を巡る係争を解決するべきだとした。さらに中国と3カ国は、中国とASEAN諸国には南中国海の平和と安定を共に維持する能力があり、域外国は建設的な力を発揮するべきだとした。

王外交部長は22日、カンボジアのプラク・ソコン外相と共同記者会見を開いた際に、中国側の立場について説明した。「いわゆる仲裁は国際法に合致し、仲裁の拒否は国際法に違反するという説は、世界の慣例においてまったく論拠を持たない。これによって一方的に中国に圧力をかけるのは、政治的な傲慢でなければ、法的な偏見だ。中国がフィリピンが一方的に提案した南中国海の仲裁に参与せず、受け入れないことには、十分な法的根拠がある」

これとは対照的に、フィリピンは一方的に仲裁を提案し、仲裁は当事国の同意が必要という国際的な慣例に違反している。フィリピンが両国間の文書の中で約束した、二国間の対話による係争解決という内容に違反している。さらに「南中国海行動宣言」第4条の、直接的な当事国が友好的な交渉・協議により、領土および管轄権の係争を解決するという規定に違反している。フィリピンのやり方は、国際仲裁制度に対する曲解、濫用である。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年4月25日

TwitterFacebookを加えれば、チャイナネットと交流することができます。
iphoneでもチャイナネット!

日本人フルタイムスタッフ募集    中国人編集者募集
「中国網日本語版(チャイナネット)」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで
 

コメント

コメント数:0最新コメント

コメントはまだありません。