日本が初めて自主開発したステルス機、先進技術実証機X-2「心神」の試験飛行が、22日に成功した。日本の軍事コメンテーターは、「日本は中国をステルス機開発の直接的なライバル、未来の東アジアの空戦における仮想敵国としている。心神は日本が中国や米国などの大国と駆け引きを展開する駒になる」と論じた。軍事専門家の徐勇凌氏は、「心神が中日の軍事的なパワーバランスに大きな影響を及ぼすことはない」と述べた。徐氏の発言内容は下記の通り。
心神は保守的な設計で、外観にも革新はない。しかも2011年の初飛行を予定していたにも関わらず、2016年まで延期された。心神の開発が始まった当時、米国の第4世代機がすでに配備されており、ロシアの第4世代機の開発も始まっていた。参考例があるにも関わらず、心神の開発ペースは依然として緩慢だ。これは日本の航空機開発の熟練度の低さを示している。この面から見ると、心神が米国のF-22やF-35の技術水準に達するのは非常に困難だ。心神の性能も、それほど期待されてはいない。日本は今後8−10年内に航空産業である程度の台頭を実現できるかもしれないが、米ロのような航空大国になるのは不可能だ。
J-20は来年より大量生産を開始し、空軍に配備される。中国は米ロの次に第4世代機を配備する国になり、この分野では日本の10年先を歩んでいる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年4月27日