「核なき世界」の理想、オバマ氏が広島訪問へ

「核なき世界」の理想、オバマ氏が広島訪問へ。

タグ: 核なき世界 オバマ 広島

発信時間: 2016-05-27 13:08:10 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

オバマ米大統領は現地時間27日、日本の広島を訪問する。被爆地を初めて訪問する米大統領であるオバマ氏は、注目を浴びている。米日政府は、広島訪問により世界の核軍縮を推進し、両国の「緊密な関係」をPRしようとしている。

米国と日本はオバマ大統領の訪問を通じて、日米の歴史的「和解」を実現できるだろうか、やはり両国関係にとって不可避の「厄介事」を隠すことはできないのだろうか。

米国政府はオバマ大統領の訪問目的を、「第二次大戦のすべての犠牲者への哀悼」と説明している。さらに日米両国の戦争被害者の面談により「和解」の姿勢を示し、世界の核軍縮の協力を実現しようとしている。「核なき世界」の実現は、オバマ大統領が任期内に常に口にしてきた概念だ。

オバマ大統領の広島訪問が伝えた情報については、異なる解釈がなされている。米日メディアはこれまで、オバマ大統領の広島訪問は、米国の原爆投下への「謝罪」を暗示するかもしれないと判断していた。米国では、「原爆投下が終戦を早めた」という考えが根深く、オバマ大統領の広島訪問は国内の世論から批判された。そのためオバマ大統領は訪問前に、「原爆について謝罪することはない」と何度も繰り返した。

訪問しても謝罪しない――オバマ大統領の選択は、国内と日本の機嫌を取ることができず、しかも一部の第二次大戦被害国の怒りを買った。

広島原爆の韓国人生存者による韓国の組織は、オバマ大統領に宛てた手紙の中で「大統領の広島訪問が、日本を被害者にしようとする安倍政権に利用されないことを願う」と記した。

現在も癒えることのない戦時中の傷が、敏感な感情を生んでいる。日米の歴史の「和解」との間でバランスを見いだすため、オバマ大統領は慎重にならなければならない。

1   2    


TwitterFacebookを加えれば、チャイナネットと交流することができます。
iphoneでもチャイナネット!

日本人フルタイムスタッフ募集    中国人編集者募集
「中国網日本語版(チャイナネット)」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで
 

コメント

コメント数:0最新コメント

コメントはまだありません。