中国とドイツ、政治・経済・革新の協力を拡大
中国とドイツ、政治・経済・革新の協力を拡大。
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李克強総理は昨日午後、メルケル独首相と人民大会堂で、第4回中独政府間協議を開き、共同声明を発表した。両国首脳は中独の経済・貿易、エネルギー、第3者市場協力、革新、スマート製造、教育、科学技術、農業、衛生など10以上の分野の20以上の協力文書の調印を見守った。同声明の内容は下記の通り。
◎政治協力
双方は国連海洋法条約を含む国際法を基礎とし、海洋の秩序、同条約に規定されている航行と飛行の自由を維持する。同秩序と地域安定の維持は、両国の利益に合致する。双方は関連国が国際法、地域内のコンセンサス、二国間協議に基づき、領土係争・海洋権益問題の平和的な解決に尽くすことを支持し、緊張情勢を和らげる信頼醸成措置を歓迎する。双方は引き続きG20アンタルヤ・サミットのテロ問題に関する声明を実行に移し、両国政府間の各レベルの法執行に関する対話・協力枠組みを活用し、相互尊重を基礎とし協力を続けていく。テロ対策、国を跨ぐ犯罪の撲滅、警察当局の情報交換、個別のケースをめぐる協力、容疑者追跡などの分野の協力を展開する。
◎経済・貿易協力
双方は「インダストリー4.0」について調印した協議書の実施を継続する。これには中国工業・情報化部とドイツ連邦経済エネルギー省が2015年7月に調印した「中独企業のスマート製造・生産におけるネット化協力を推進する了解覚書」、中国科学技術部とドイツ連邦教育研究省が2016年1月に調印した「スマート製造（インダストリー4.0）とスマートサービスにおける二国間科学技術協力による革新プランの開発・普及に関する共同意向声明」が含まれる。双方は協力に参与する4部門間のハイクラス協議を強化し、すべての関係者を集め「インダストリー4.0」をめぐり議題を超越した交流を行い、協力による相乗効果の形成を促進する。
◎革新協力
双方は電気自動車の革新的な駆動技術の、長期的かつ効果的な協力により、協力の規模拡大を続ける。双方は、スマート交通システムの刺激を受け、電気自動車が安全でクリーンで効率的な外出に向け、新たな潜在力を生むと判断している。自動車大国の双方は、統一基準を重視している。双方は専門分野の交流を続け、両国の大学、科学研究機関、企業の交通技術分野における協力を歓迎する。双方は両国の研究機関、企業、都市が「中独バッテリーリサイクル協力覚書」の枠組み内で関連する協力を展開し、モデルプロジェクトを共に選択することを支持する。
「中国網日本語版（チャイナネット）」2016年6月14日
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