友来たれば美酒あり、豺狼来たれば猟銃あり=中国国防部報道官

友来たれば美酒あり、豺狼来たれば猟銃あり=中国国防部報道官。

タグ: 国防部 南中国海

発信時間: 2016-07-08 14:06:07 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

中国国防部新聞局の楊宇軍局長は北京で7日、中国は積極的な防御を中心とする国防政策を貫いており、覇を唱えず、事を構えず、軍事拡張に取り組んでいないと述べた。楊氏は一部の国による最近のいわれなき挑発について、「わが祖国」の歌詞「友来たれば美酒あり、豺狼(山犬と狼)来たれば猟銃あり」を使い反論した。

中華全国新聞工作者協会は同日、第92期新聞座談会を開いた。楊氏は「中国の国防政策」をめぐり、国内外の記者と交流した。

記者からは、「このごろ南中国海・東中国海情勢が緊張化している。衝突が生じた場合、中国はどのようなメカニズムにより収拾を図るか」という質問があった。

楊氏は「すべての複雑な状況においても、中国は事を構える一方ではない。中国軍の関連海域における行動は正当で、合理的・合法的・専門的であり、責任あるものだ。一部の国はさまざまな旗印を掲げ、南中国海で私欲を満たし、事を構えようとしており、地域の平和と安定を脅かしている」と回答した。

楊氏はユーモアを交え、「もちろん、彼らが来るならば中国も恐れない。中国の軍人は脅迫されながら大きくなったわけではない。朋有り遠方より来たるというが、どこから来たかを見なければならない。友来たれば美酒あり、豺狼来たれば猟銃ありだ」と述べた。

海外メディアからは、「南中国海仲裁案の最終的な裁決結果が間もなく発表されるが、中国はより大きな軍事的プレッシャーを感じているか」という質問があった。

楊氏は「南中国海仲裁案が中国にプレッシャーをもたらしたというよりは、南中国海周辺諸国にプレッシャーをもたらしたといえる。南中国海問題は『樹は静を欲するも風やまず』だ。米国など『域外の風』が吹いているが、これが春風なのかそよ風なのか、それとも強風なのか竜巻なのか熟慮しなければならない。私は米国の軍艦・軍機が挑発を止めれば、南中国海の平和と安定が訪れると思っている」と話した。

楊氏は「中国の南中国海問題における立場は一貫しており、明確だ。中国は自国の領土主権と正当な海洋権益、南中国海地域の平和と安定を毅然たる姿勢で守る。直接的な当事国と歴史・事実の尊重を踏まえた上で、国際法に基づき、交渉と協議を通じ、平和的な手段で係争を解決し続ける。中国軍には国家主権および領土保全を守る自信と決意がある」と繰り返した。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年7月8日

TwitterFacebookを加えれば、チャイナネットと交流することができます。
iphoneでもチャイナネット!

日本人フルタイムスタッフ募集    中国人編集者募集
「中国網日本語版(チャイナネット)」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで
 

コメント

コメント数:0最新コメント

コメントはまだありません。