比大統領が訪中、前政権の対中関係の氷を砕く

比大統領が訪中、前政権の対中関係の氷を砕く。

タグ: ドゥテルテ

発信時間: 2016-10-19 14:07:54 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

フィリピンのドゥテルテ大統領が18日夜に北京入りし、4日間の訪問を開始した。3カ月以上前に就任したドゥテルテ大統領は、初の国事訪問先に中国を選んだ。中国も王毅外交部長を出迎えに派遣した。

ドゥテルテ大統領の訪中団には複数の閣僚のほか、先んじて北京入りした400人からなる大規模な経済代表団が含まれる。彼らは17日に北京飯店に宿泊する際に、チェックインだけで2時間もかかった。ドゥテルテ大統領が「仲裁者」になり、6カ月前には中国から南沙諸島を取り戻し、モーターボートに乗りフィリピンの国旗を黄岩島に立ててやると豪語していた大統領候補者は影も形もないと西側メディアがため息をつくなか、フィリピンの経営者は中国という巨大市場からパイを分けてもらおうという焦りを抑えきれなくなっている。

代表団に随行し北京を訪れたフィリピンの経営者は18日、環球時報に対して「アキノ政権時代に比中関係が冷え込み、中国と取引できなくなった。今や人々はチャンスの到来を目にしている。特に20日には両国首脳に見守られ、中比経済・貿易フォーラムが開かれる。これは中国市場を開拓しようとする我々にとって、大きな自信となる」と述べた。

ドゥテルテ大統領は18日にブルネイの訪問を終えると、直接北京入りした。フィリピンの消息筋は環球時報に対して「ドゥテルテ大統領は今回の訪中を非常に重視しており、十分に準備を整えていた。多くの閣僚が随行し、一部の政府高官が事前に北京を視察し、関連部門・企業と接触し、ドゥテルテ大統領の訪中に関する詰めの協議を行っていた。ドゥテルテ大統領の訪中後、さらに多くのフィリピン政府関係者が訪中する」と話した。

ドゥテルテ大統領と政府代表団は今回、北京の釣魚台国賓館に宿泊する。ドゥテルテ大統領の北京入り前、随行の経済代表団が先に到着し、北京飯店などのホテルに宿泊していた。情報によると、今回の随行者リストには経済関係者400人弱が含まれ、フィリピン経済界のトップも多い。ビール、タバコ、不動産、銀行、物流、航空、カジノなどの業界のトップ、それからフィリピン一の大富豪、SMグループ当主のヘンリー・シー(施至成)氏の息子が含まれる。

ある随行者は環球時報に対して「フィリピン政府は当初100人のみを予定していたが、応募者が多く、拡大せざるを得なくなった。この随行者リストの400人の他に、フィリピン経済界の100人以上が自ら北京を訪問している。彼らは大統領の訪中期間に、ビジネスチャンスを手にしようと切実に願っている」と話した。フィリピン大統領報道官は19日、北京の新聞社の独占インタビューに応じる。フィリピン企業10社は独占インタビューの紙面に、共同で広告を掲載する予定だ。

環球時報がフィリピン政府筋から得た情報によると、ドゥテルテ大統領は19日に在外フィリピン人の代表者と会談する。ドゥテルテ大統領の最も重要な予定は20日に組まれている。ドゥテルテ大統領は習近平国家主席と、非公開会談を開く。両首脳はその後、両国の大規模な経済団体が参加する中比経済・貿易フォーラムを主宰する。双方は価値にして30億ドルの経済・貿易協力プロジェクトに調印する。ドゥテルテ大統領は同日、中国国務院総理の李克強氏、中国全国人民代表大会常務委員会委員長の張徳江氏と会談する。21日には中国銀行を視察し、帰国する予定。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年10月19日

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