外国メディアによると、フィリピンのドゥテルテ大統領が北京訪問を開始した18日、フィリピンのデルフィン・ロレンザーナ国防相は、フィリピンと中国が軍事演習を行うことは可能だと述べた。参考消息網が伝えた。
フィリピン紙「フィリピンスター」ウェブサイトの19日の報道によると、ブルネイ国際空港でドゥテルテ大統領を見送ったロレンザーナ国防相は、フィリピンと中国の合同軍事演習は可能だが、多くの手続きを経なければならず、双方が合意を達成する必要があるため、すぐに行われることはないと語った。
ロレンザーナ国防相はさらに、今回の北京への4日間の公式訪問でドゥテルテ大統領が軍事演習について協議することはないとし、「次回の訪問または会談で検討される可能性はある」と述べた。
ロレンザーナ国防相はまた、「中国との合同軍事演習の実施が確定しても、これがほかの影響を及ぼすことがない」とも述べた。
ドゥテルテ大統領は18日、ブルネイ・ダルサラーム国への3日間の公式訪問を終え、北京への4日間の公式訪問に向かった。
ドゥテルテ大統領はこれより前、中国とロシアとの合同軍事演習の実施を検討する意向を明らかにしていた。香港地区のテレビも、「そうだ。米国人にはすでに、フィリピンの軍人と訓練を行う充分な時間を与えた」という大統領の発言を伝えている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年10月20日