デュテルテ大統領の中国再訪報道 フィリピン当局は「裏付けない」

デュテルテ大統領の中国再訪報道 フィリピン当局は「裏付けない」。 フィリピンメディアの報道によると、フィリピンのデュテルテ大統領は先ごろ参加したAPEC首脳会議から来国後、「早期に中国を改めて訪問する」との意向を示したもようだ。これについて、フィリピン外務省と在中国フィリピン大使は、このニュースに関する裏付けはとれていないことを明らかにした…

タグ: フィリピン デュテルテ 訪問 南中国海 APEC

発信時間: 2016-11-28 15:00:46 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

フィリピンメディアの報道によると、フィリピンのデュテルテ大統領は先ごろ参加したAPEC首脳会議から来国後、「早期に中国を改めて訪問する」との意向を示したもようだ。同大統領は10月に中国を訪問したばかり。これについて、フィリピン外務省と在中国フィリピン大使は27日、メディアに対し、このニュースに関する裏付けはとれていないことを明らかにした。  

25日の報道によると、デュテルテ大統領は23日にAPEC会議を終えてペルーから帰国した後、関係者へ「すぐに中国を再訪する方向で日程を調整している」と話した。大統領就任後に訪問した国のなかで、中国との協議の進展が最も早いとの考えを示した。ただ、具体的な動きについては明らとなっていない。デュテルテ大統領にとって、今回出席したAPEC首脳会議が年内最後の外国訪問となる見通しだ。ロシアのプーチン大統領からロシア訪問を打診されているが、「現地が寒すぎる今は行かない。おそらく来年3月に行くだろう」と述べている。  

台湾の『中央社』が27日に伝えたところによると、フィリピン大統領による「早期の中国再訪」についてフィリピン外務省報道官は、「このニュースの裏付けはとれておらず、外務省にも関連する情報は無い」と説明。デュテルテ大統領に任命されて在中国フィリピン大使を務めるロマナ氏も、「何も知らない」と話した。デュテルテ大統領は10月18-21日に中国大陸を訪問したばかりで、北京で複数の協力覚書締結に立ち会い、240億米ドル相当の融資を中国から受けることで合意した。業界ウォッチャーは、デュテルテ大統領が中国を再訪する場合、中国政府指導部のフィリピン訪問後とするのが外交慣例になると指摘している。  

フィリピンのアナリストは27日、『環球時報』の記者に対し、デュテルテ大統領の執政スタイルについて、一貫して気ままで、一つの形式にこだわらず、杓子定規ではないとの見方を示した。前回の訪中時もスケジュールを訪問数日前に最終決定したと指摘。同大統領による中国再訪の意向が伝わったことは、フィリピン外務省がはっきりと説明していないものの、フィリピンが中国との関係を重視し、中国との各種協議の実施に向けたポジティブなサインになるとみている。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年11月28日

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