空母「遼寧艦」、国際法に基づく航行の自由ある=外交部

空母「遼寧艦」、国際法に基づく航行の自由ある=外交部。

タグ: 遼寧艦 遠洋訓練

発信時間: 2016-12-27 10:18:15 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

中国の空母「遼寧艦」による艦隊が初の遠洋訓練を行い、西太平洋の海域と宮古海峡を通過後、さらに南西方面へと航行し、各方面から注目を集めている。中国外交部の華春瑩報道官は昨日、「中国側の関連訓練は国際法と国際的な慣例に合致する。我々の遼寧艦は国際法の規定に基づき、海上を航行・飛行する自由を持つはずだ。各国がこれを尊重することを願う」と述べた。海軍軍事学術研究所研究員、海軍大校の張軍社氏は北京青年報のインタビューに応じた際に、「遠洋訓練の実施は、空母艦隊が正式に戦闘力を形成したことを象徴し、中国の海上防御作戦を深く拡張できることを意味する」と述べた。

華報道官は中国外交部が26日に開いた定例記者会見で、中国の空母の訓練目的に関する質問に回答した際に、海軍報道官の梁陽氏の発言を引用し「遼寧艦の艦隊による今回の訓練は、年間訓練計画に基づき実施される」と表明した。

「一部の国が遼寧艦の訓練目的に注目しているとあったが、例えばどの国を念頭に置くかなど、深読みする必要はないと感じている。私は多くの報道を見ているが、あなたたち日本メディアの報道の論評も含め、中国けん制を強調しなければ、効果的に行動と世論を統一化できないようだ。しかし中国は自国の発展の需要に基づき政策を決め、行動に出る」

新華社が24日に発表した情報によると、遼寧艦と駆逐艦・護衛艦数隻による艦隊は連日、複数のJ-15艦載戦闘機と多種の艦載ヘリを使い、海域を跨ぐ訓練と試験任務を展開している。中央軍事委員会委員、海軍司令員の呉勝利氏が、遼寧艦で訓練を指導している。報道によると、複数のJ-15艦載戦闘機が遼寧艦の飛行甲板から発艦し、空中給油、空中対抗などの各種訓練任務を展開している。海軍軍事学術研究所研究員、海軍大校の張軍社氏は北京青年報の記者に対して「訓練内容を見ると、給油や補給など難易度の高い内容、それから技術・戦術訓練はいずれも、中国の空母艦隊がすでに戦闘力を形成しており、海上作戦任務を担当できることを説明している。これは中国の海上防御・作戦能力が向上しており、中国の海上防御作戦を深く拡張できることを意味する」と指摘した。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年12月27日

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