中国が旧暦の酉年の正月(春節、今年は1月28日)を迎えるにあたり、各国の政府要人から中国国民や世界各地に暮らす中国人へ、さまざまな方法で新年のあいさつが寄せられている。
国際連合のアントニオ・グテーレス事務総長は動画で新年の祝福を伝えた。初めは英語で「旧暦の新年おめでとう」といい、次に中国語で「新年おめでとう」とあいさつし、「酉年は何事も素早く行動する年、新たな始まりを迎える年だ。酉年で強調されるのは何事においても十分な活力を備えて、素早く決断しなければならないということ、また強い責任感をもたなければならないということだ。こうした姿勢は困難に直面した時に私たちを激励し、鍛え上げる上でプラスになる」と述べた。
英国のテリーザ・メイ首相は、「北京の縁日から香港の花火、ロンドンの祝賀パレードまで、中国人のご家族やコミュニティは人々が集まって酉年を迎えようとしている。なんと希望に満ちた新年の訪れだろうか。とりわけ英中両国の関係にとって希望に満ちた新年だといえる。われわれ両国はこれまでよりもさらに着実な土台の上で引き続き友好関係を結んでいくことになる」と述べた。
ニュージーランドのビル・イングリッシュ首相は26日、ニュージーランドに暮らす中国人に新春の祝福を伝え、「トリはニュージーランドにとって非常に重要な価値観である自律、自尊、積極的で進取的な態度を象徴している。新年を迎えるこのシーズンは家族に感謝し、贈り物をし合い、来年のことを考える時期だ。すべてのニュージーランド国民にとって、今後の展望は明るい。中国人はニュージーランドの経済・文化建設を推進し貿易パートナーに対する理解を深める上で重要な役割を果たしている」という。
デンマークのラース・ロッケ・ラスムセン首相は、「ここ数百年の間、デンマーク国民と中国国民は心を通い合わせ、啓発し合い、お互いに繁栄・発展を促進してきた。デンマークの作家アンデルセンは中国を愛し、古代中国を舞台にした童話『ナイチンゲール』を創作した。現代中国の進歩のさまもまるで美しい童話のように素晴らしい」と述べた。(編集KS)
「人民網日本語版」2017年1月28日