半島情勢がエスカレート、賢明な選択を＝王外交部長
半島情勢がエスカレート、賢明な選択を＝王外交部長。
タグ： 半島情勢 王毅
発信時間： 2017-03-21 11:27:33 | チャイナネット | 編集者にメールを送る
中国の王毅外交部長は20日、「中国発展ハイエンドフォーラム2017」年次総会で、次のように述べた。
朝鮮半島情勢が最近、再びエスカレートしているが、我々の前には二つの状況が示されている。一つ目は対抗のエスカレートを放任し、最終的に衝突もしくは戦乱に向かわせることだ。二つ目は各国が冷静になり、共に半島の核問題を政治と外交により解決する軌道に回帰することだ。どちらの方が利益になるか、どの道の方が着実で実行可能であるか、賢明に選択を下すことは容易なはずだ。可能性が残されているならば、対話を目指すべきだ。平和の希望が残されていれば、放棄するべきではない。
中国は長期的に、半島非核化という大目標を貫き、半島の核問題の平和的解決に向けたゆまず努力してきた。我々は新たな情勢を迎え、再び中国の解決策を打ち出した。これは半島の非核化の推進、半島の平和的メカニズムの構築という「デュアルトラック」の方針、及び朝鮮の核ミサイル活動の一時停止と米韓の大規模な軍事演習の一時停止により、デュアルトラック方針を開始するための一歩目となる「ダブルストップ」のことだ。この案は対話再開の突破口を見いだし、まず「低い所になっているぶどう」を取ることを目指している。これは現実的かつ実行可能で、合理的でもある観念を変え、考え方を一新し、よりフレキシブルで実務的な態度になれば、危機のなか活路を見いだし、課題の中にチャンスを見つけることが可能だ。
「中国網日本語版（チャイナネット）」2017年3月21日
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