世界がシリアの毒ガス襲撃事件を非難 米国が再び単独行動か

世界がシリアの毒ガス襲撃事件を非難 米国が再び単独行動か。

タグ: 化学兵器,襲撃事件

発信時間: 2017-04-06 14:14:12 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

イギリス、フランス、米国は5日、国連安全保障理事会の緊急会合で「ロシアによるシリアのバッシャール・アル=アサド大統領支持」とその政府の化学兵器によると思われる襲撃事件での役割を強く非難した。

米メディアの5日の報道によると、今回の襲撃事件はシリア・イドリブ県の反政府勢力地域で発生し、1人の児童を含む数十人が命を落とした。この事件は世界の怒りを買った。世界保健機関(WHO)は同日、犠牲者の症状は毒ガス攻撃を受けた時のものに似ていると発表。ある西側の救援チームは、100人が死亡し、350人以上が負傷したとみている。

トランプ米大統領と訪米中のヨルダンのアブドラ国王は5日、ホワイトハウスで合同記者会見を開いた。トランプ大統領は今回の襲撃事件は「人類への恥辱であり、許されない行為だ」とした。軍事行動に出るかという記者の問いに対し、トランプ大統領は「こうしたい、ああしたいとは言っていない」と曖昧に答えた。

米国の国際連合大使ニッキー・ヘイリー氏はニューヨークで国連安全保障理事会の会合出席者に対し、「今回黙っていれば、同様の襲撃事件は再び発生する。ロシアがアサド政権を擁護し悪い結果を防がなければ、アサド政権は化学兵器の使用をやめない」と主張した。米メディアは、ヘイリー氏は「安保理加盟国がすぐに行動しなければ米国は単独行動に出る」と警告しているようだと伝えた。

ヘイリー氏は、「国連が職責を果たせず集団行動できないのであれば、国が行動せざるを得ない」、「犠牲者のために、ほかの安保理加盟国にも同じ行動を採ってほしい」と述べた。

一方、ロシアは今回の襲撃事件への関与を全面否定し、シリアの戦闘機が反政府勢力の化学兵器倉庫または工場に衝突して起きたとの見解を示した。シリア政府は6年間の内戦で庶民に対して化学兵器を使用したことはないと何度も否定している。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年4月6日

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