在カナダ中国大使館のウェブサイトによると、大使館の広報担当者の楊雲東氏は3日、カナダの某メディアに対し、事実と異なる中国に関する報道について「カナダの民衆に誤解を与え、中国とカナダの関係を破壊する卑劣な行為にショックを受けた。厳しく非難する」と述べた。
5月1日付のカナダ紙『La Presse』で、記者のジョエル・デニス・ベラヴァンス氏は「未公開情報を入手した」として、カナダ安全情報局が、カナダ連邦について報道したバンクーバー駐在の中国人記者に「反スパイ措置」を採ったと伝えた。
これについて、広報担当者は以下のように述べた。
カナダ紙『La Presse』が、カナダに駐在している中国人記者がスパイ活動を行ったと報道したことを知った。このようなでたらめを捏造し、他人の名誉を傷つけ、カナダの民衆に誤解を与え、中国とカナダの関係を破壊する卑劣な行為にショックを受けた。厳しく非難する。カナダに駐在する中国人記者は中国に駐在するカナダ人記者と同じで、報道に携わる普通の人たちである。近年、彼らはカナダの政治・経済・社会の各分野の状況を積極的に報道し、中国人民のカナダに対する理解と友好感情を深めている。それにより、カナダを観光などで訪れる中国人は増えている。しかし、カナダのあるメディアは中国人記者がスパイ活動を行ったと理由もなく批判し、彼らの真意を疑わざるをえない。私たちはカナダの民衆はこのようなでたらめに騙されないと信じている。両国政府もこのような雑音を理由に両国の友好的な協力関係の発展をやめたりはしない。デマをでっち上げて両国関係を破壊しようとする者は必ず失敗する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年5月5日