「私たちは同じ地球上に暮らし、共に気候変動、人口増加、食糧安全などの世界的な課題に直面している。中国は『一帯一路』(シルクロード経済ベルト、21世紀海上シルクロード)を提案し、国際協力促進の重要な場を築き、新たな方針を示し、中心的なリーダーシップを発揮している。私は一帯一路により、苦境を脱することに期待している」グテレス国連事務総長はニューヨークの国連本部でインタビューに応じた際に、「一帯一路には遠見卓識がある。国家間の連結を促進し、各国民の心をつなげ、人類運命共同体を形成する。共に世界的な課題を見据え、解決に力を注ぐため、世界に中国のプランをもたらした」と表明した。
グテレス事務総長は「世界では現在、グローバル化と自由貿易を疑問視し、反対する声があがっている。その原因は、これまでのグローバル化の歩みで生まれた一部の問題が適切に解消されておらず、一部の人がグローバル化の歩みから利益を手にしていないからだ。そのため新時代のグローバル化は、公平・団結・ウィンウィンをより重視しなければならない。一帯一路はまさにこのような主張であり、人々のグローバル化と自由貿易への自信を深める」と指摘した。
グテレス事務総長は「一帯一路の建設は、南南協力をさらに促進する。中国と一帯一路の建設をめぐり協力することが、国連の今後の主な活動内容になる。多くの発展途上国が、自国の発展戦略を一帯一路の建設と結びつけ、広く参与し深く協力することで、一帯一路の建設から利益を得ることを願っている。国際社会は中国の、国際多国間主義への力強い支持を非常に重視している。中国の力強い支持と積極的な参与は、世界的な課題に対応する国連を力強く後押ししている」と強調した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年5月12日