「一帯一路」(the belt and road)国際協力サミットフォーラムの円卓サミットは15日午後5時頃に閉会段階を迎え、『「一帯一路」国際協力サミットフォーラム円卓サミット共同声明』を採択するとともに、「一帯一路」国際協力サミットフォーラム成果リストを発表した。人民日報が伝えた。
習近平国家主席は閉会の辞で、5つの重要な共通認識を総括した。
(1)「一帯一路」建設協力の推進に尽力し、世界経済の直面する試練に連携して対処する。各者は「一帯一路」建設協力の進展を積極的に評価。引き続き努力して、各国の政策の疎通、施設の連結、貿易の円滑化、資金の融通、民心の通じ合いを一層進めることを表明した。
(2)経済政策の調整と発展戦略の連結の強化を支持し、協同・連動発展の実現に努力する。各者は経済、金融、貿易、投資分野のマクロ政策の調整を強化することで合意した。開放型世界経済の構築、自由貿易圏の構築推進、貿易と投資の自由化及び円滑化の促進を支持することで合意した。発展戦略及び協力計画を効果的に連結し、強みによる相互補完、協同並進を行うことで合意した。革新的な発展を重視し、新産業、新業態、新モデルを育成し、成長の新たな原動力を掘り起こすことで合意した。
(3)絶えず新たな成果があるよう各分野の実務協力を推し進める。各者は引き続きコネクティビティを重点に、インフラ連結網を築くことを決定した。経済回廊の建設を積極的に推し進め、実体経済のより良い、より速い発展を後押しすることを決定した。投資・融資協力を重視し、相互金融市場の開放拡大を支持し、安定した、持続可能で、リスク制御可能な金融保障システムの構築に努力することを決定した。
(4)各国の民間交流の橋渡しをする。各者は多層的で広範囲にわたる人的・文化的協力を検討し、多元的で双方向、百花斉放の人的・文化的交流の局面を築くことを望んだ。環境保護、気候変動対策、腐敗対策分野の協力を強化し、人的往来を円滑化することを望んだ。
(5)「一帯一路」建設が開かれた包摂的な発展プラットフォームであり、各国はいずれも平等な参加者、貢献者、受益者であることを確信する。
習主席は中国が2019年に第2回「一帯一路」国際協力サミットフォーラムを開催することを宣言した。(編集NA)
「人民網日本語版」2017年5月16日