第40回南極条約協議国会議が23日に開幕した。会議の主な議題は、南極条約の運用、南極観測、南極旅行、南極生態、環境アセスメント、気候変動の影響、南極特別保護区・管理区、今後の活動など。これらの平和的な話題とは対照的に、極地付近の国々は数世代に渡り、極地用軍事プラットフォームの極地哨戒艦を発展させ、上述した議題以外の需要を満たしている。
極地哨戒艦を保有しているのは、デンマーク、ノルウェー、ロシアだ。デンマーク現役のクヌート・ラスムッセン級極地哨戒艦2隻は2008年に就役。満載排水量は1720トンで、76mm砲を1門持つ。ノルウェーの極地哨戒艦は沿岸警備隊所属で、うちバレンツシャフ級(計3隻)は2009年に就役。スヴァールバル級(計1隻)は2001年就役で、40mm砲を1門持つ。ロシアの97型国境警備護衛艦は、極地海域の巡視の主力だ。