米隔月誌『ナショナル・インタレスト』(電子版)は28日、「米ズムウォルト級駆逐艦と中国の055型駆逐艦」と題した記事を掲載した。要旨は下記の通り。
米海軍は東海岸のボルティモアで昨年10月15日、高額かつ長期の建造活動により、ズムウォルト級ミサイル駆逐艦をついに就役させた。
055型駆逐艦は主体建造を始めたばかりで、2018年より先に就役することはない。しかし就役すれば、アジア最大級の、最大の威力を持つ水上戦艦となる。055型の用途は今のところ不明だが、大連で艤装中の新型国産空母の主な防空護衛艦になるとみられる。
055型がズムウォルト級の直接的なライバルになる可能性は低い。米海軍はズムウォルトを、2隻の姉妹艦と共に空母打撃群に編入することはなく、この大型駆逐艦を陸地付近で単独巡航させる可能性が高い。レーダーを回避できる艦隊設計、155mm艦砲2門(射程距離は80マイル以上)により、上陸・特殊作戦行動を支援できる。
055型は防空ミサイルとその他のミサイルを発射できる128セルの垂直発射装置を持つと噂されており、米海軍の武器を最も多く搭載できるタイコンデロガ級巡洋艦を6セル上回る。ズムウォルト級は80セルのみ。
055型は米イージス艦や駆逐艦のように、空母保護の力を発揮するとみられる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年6月3日