米軍艦が衝突、海上衝突回避ルールを遵守すべき=専門家

米軍艦が衝突、海上衝突回避ルールを遵守すべき=専門家。

タグ: 米軍艦 衝突

発信時間: 2017-06-19 10:23:42 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

米海軍第7艦隊は18日、米軍駆逐艦「フィッツジェラルド」とフィリピン国籍のコンテナ船が17日に衝突した事故について、行方不明となった「数名」の乗組員が死亡したと発表した。「環球時報」が伝えた。

共同通信は「衝突事故、米国が脆弱なイメージを懸念」と題した記事の中で、事故そのものが米軍の優位性を直ちに損ねることはないが、米軍は艦艇が破壊された画面により「米軍は脆弱」というイメージを持たれることを懸念していると伝えた。フィッツジェラルドは原子力空母「ロナルド・レーガン」の空母打撃群に所属し、核兵器・ミサイル開発を加速する朝鮮の弾道ミサイルの探査などを担当する。本件はイージス艦が高性能のレーダーを搭載しており、敵機やミサイルなど複数の目標に同時対応する高い防空能力を持つが、衝突回避に関する性能は他の艦艇と大差がないことを露呈した。関係者は「朝鮮側に、衝突すればダメージになるという、間違った情報を伝えることを避けなければならない」と話した。

艦艇の衝突は、実際には珍しくない。今年4月27日、ロシア黒海艦隊の偵察艦「リマン」がボスポラス海峡付近で貨物船と衝突し沈没し、乗組員78人の全員が救助された。原因は濃霧。

このような事故は米軍艦にも何度も生じているが、これほど多くの犠牲者が出るのは珍しい。今年5月9日、米海軍巡洋艦「レイク・シャンプレイン」と韓国の漁船が韓国付近の海域で衝突したが、死傷者は出なかった。米海軍原潜「サンフランシスコ」は2005年、30ノットで航行中に海山に衝突した。

米軍の活動範囲と頻度は他国を大幅に上回るため、事故が生じる可能性も高いと分析されている。例えば今回衝突したフィッツジェラルドは先ほどフィリピンのスービック湾を訪問し、南中国海を巡航したばかりだ。

軍事専門家の張軍社氏は「川辺を歩けば靴が濡れないわけがない。本件は長期的に中国本土及び島嶼付近の海域で近接偵察を実施している米海軍への警告でもある。米国は艦艇遭遇時に海上衝突回避ルールを遵守すべきことを含め、他国の近海で近接偵察を行うことによる危険性を確かに重視すべきである。米国は他国の艦艇を専門的ではないと考え、ルール遵守を求めてきた。しかし多くの場合は米国の軍艦と軍機が自ら接近しており、専門的ではなくルールを守らないのは常に彼らだ」と指摘した。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年6月19日

TwitterFacebookを加えれば、チャイナネットと交流することができます。
中国網アプリをダウンロード

日本人フルタイムスタッフ募集    中国人編集者募集
「中国網日本語版(チャイナネット)」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで
 

コメント

コメント数:0最新コメント

コメントはまだありません。