中国海軍の「遼寧艦」空母艦隊は25日午前に青島の某空母軍港を出発し、海域を跨ぐ機動訓練任務を遂行するため関連海域に向かった。これは海軍の年間計画に基づく定例訓練だ。軍事専門家の杜文竜氏は中国中央テレビのインタビューに応じた際に、「今回の海域を跨ぐ訓練は、空母艦隊の適応性、その他の兵種とのチームワークの向上などに重要な力を発揮する」と述べた。
海軍空母艦隊は、遼寧艦、ミサイル駆逐艦「済南艦」「銀川艦」、ミサイル護衛艦「煙台艦」、J-15艦載戦闘機、各種ヘリからなる。海域を移動しつつ艦隊隊形、艦載機飛行訓練、艦上戦術などさまざまな訓練を実施する。艦隊内のチームワークを強化し、艦載戦闘機パイロットと乗組員の総合的な能力を素養を養う。
海域を跨ぐ機動訓練は、空母艦隊の戦闘力を高める重要な手段だ。これまで海軍空母艦隊は類似する訓練を何度も行っており、関連訓練法・戦法を効果的に検証し、目標を達成している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年6月28日