強大な生命力を備えた「一国二制度」

強大な生命力を備えた「一国二制度」。 香港の祖国復帰から20年間にわたって実践されてきた「一国二制度」をどう評価するかという問題について、事実を尊重する人ならば誰しも、「東洋の真珠」と呼ばれる香港の姿は現在も変わっておらず、「一国二制度」は成功したと言うだろう…

タグ: 一国二制度 香港 20周年 復帰

発信時間: 2017-06-30 16:13:04 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

第18回党大会以来、香港の新たな情勢に対して、習近平氏を中心とする党中央は一連の新たな論述において、中央政府の対香港政策が不変で、揺らぐことが無く、規則制定と制度化レベルから法に基づく香港統治を強化し、香港に対する支援を強化することを強調して、「一国二制度」の初心を堅守していくことを具体的に示した。

「一国二制度」の香港における実践の変容を防ぐには、3つの「有機的結合」が鍵となる。すなわち、一国の原則の堅持と二制度の違いの尊重、中央政府の権力の維持と特別行政区の高度の自治権の保障、祖国である大陸部の力強い後ろ盾としての役割の発揮と香港自身の競争力の強化を有機的に結合させることであり、いかなる時も一方を疎かにしてはならない。そうすることで初めて安定した歩みが可能になる。さもなくば左右の靴を履き違えたように、過ちが拡大するばかりだ。

新たな事物である「一国二制度」は、実践の中で絶えず模索し、開拓と前進を行う必要がある。国の改革開放の不断の深化に伴い、また「第13次五カ年計画」や「一帯一路」(the Belt and Road)、アジアインフラ投資銀行(AIIB)、粤港澳大湾区都市群の建設など一連の計画の推進に伴い、香港は「一国二制度」の優位性を発揮するチャンスをさらに獲得し、次々と絶えることなく発展の原動力を獲得するだろう。

20年の歳月はたちまち過ぎ、香港は平坦な道も波瀾も経験した。香港同胞の多くは、「一国二制度」の初心を忘れず、辛抱強く、信念を固めることが、繁栄と安定を確保し、素晴らしい未来を創造する鍵であることだという理解を深めている。「祖国の繁栄は香港の繁栄」や「香港はわが家、祖国はわがルーツ」といった飾り気のない実直な表現は、助け合いの深い思いを伝えている。香港人が誇りとする「ライオンロック(獅子山)精神」は、まさしく「一国二制度」の共存共栄の最良の描写ではないだろうか?(編集NA)

「人民網日本語版」2017年6月30日

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