韓国・星州、THAAD抗議活動が1周年を迎える

韓国・星州、THAAD抗議活動が1周年を迎える。

タグ: THAAD抗議活動 韓国・星州

発信時間: 2017-07-14 15:34:11 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

「この365日間に渡り、私たちは毎日戦ってきた。私たち高齢者の唯一の願いは、村や子供のためTHAADを韓国から追い出すことだ」都金英さん(81)は韓国・星州の一般的な農家だが、THAAD反対の意志は非常に堅い。

韓国・星州の市民が高高度ミサイル迎撃システム「THAAD」の配備に抗議を開始してから、7月13日で丸1年になる。THAAD配備先に近い星州郡韶成里老人会館内で、都さんが胸につけた青い蝶リボンがひときわ人目を引く。

青い蝶リボンは星州のTHAAD抗議活動のシンボルだ。星州の市民によると、青は平和を象徴し、羽ばたく蝶はTHAAD撤去のため闘う星州の市民を意味する。彼らは戦いを通じて、羽をはためかせより大きな力を集め、THAADを韓国から追い出そうとしている。

韓米は昨年7月、星州にTHAADを配備することを決定した。星州の市民は当時から抗議活動を開始した。韓米は今年3月、星州ゴルフ場にTHAADの一部を強行配備した。配備先に近い山村の韶成里は、THAAD抗議活動の最前線になった。

星州の住民と民間団体は韶成里にバリケードを設置し、人間の盾によりTHAAD配備先に向かうタンクローリーなどの米軍車両を阻止すると誓っている。現地の住民は前日、米軍の設備車両の通過を阻んだ。

記者がインタビューした時、都さんと村の女性数人は老人会館内で、抗議活動の参加者のため昼食を用意していた。会館内には、大量の即席麺と包装米飯が並べられていた。

韶成里の李石洙里長は「これは私たちの抗議活動を支援する各地の人から贈られたものだ。会ったことがある人もいるが、電話だけで贈ってくれた人もいる」と話した。

THAAD配備を支持する韓国保守派数十人が13日午後、韶成里の現地人と数時間対峙した。警察がTHAAD反対派の宗教関係者による祈祷を阻止するため、現地住民ともみ合いになった。都さんもこれに巻き込まれた。

都さんは「現地の若者がTHAAD抗議活動で警察側と衝突し、負傷することが今までもよくあった。彼らを守るため、私たちのような高齢者も思わず前に出て、警察から押し返されることもある」と述べた。

怖くないのかと記者から質問された都さんは、数秒遅疑し「私たち高齢者にとって、警察たちも自分の子供のようなものだ。このようなことが起き、私たちはとても辛い」と語った。

同日の抗議現場で、20代の米国人女性が目立っていた。彼女はカリフォルニア州出身で、米軍の海外基地の課題、特に韓国における状況を研究しているという。

「私はTHAAD配備に反対だ。THAADは絶対に韓国を守るためではなく、世界監視体制の一部分であるからだ。それからTHAAD配備は朝鮮半島の平和的な統一に資さず、問題を増やすことになるからだ」

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年7月14日

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