王外交部長、湾岸危機に関する中国の主張を語る

王外交部長、湾岸危機に関する中国の主張を語る。

タグ: 王毅

発信時間: 2017-07-20 14:33:04 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

中国の王毅外交部長は19日、訪中したアラブ首長国連邦のスルターン国務大臣と会談し、現在の湾岸危機について中国側の立場を表明した。中国外交部のウェブサイトが伝えた。

王部長は「湾岸の安定維持、湾岸協力会議の団結維持、湾岸諸国のテロ対策の一致は、地域諸国と国際社会の共同の利益に合致する。中国は湾岸諸国の良き友人、良きパートナーとして、湾岸危機が適切に解決されることを願っており、それを信じている。中国側の立場をまとめるなら、次の3点になる。まず政治・外交による解決の方針を支持する。各国は国際関係の準則に基づき行動し、各自の国際的な義務を着実に履行するべきだ。次に湾岸協力会議の枠組み内で、アラブ式の手段により現在の食い違いを解消することを支持する。相互尊重と内政不干渉の原則を貫く。域外国は和解実現に向け建設的な力を発揮する。それから、各国が一日も早く交渉のテーブルにつき、互いに柔軟性を示すべきだ。まずすべてのテロに反対するという方針を一致させ、それを踏まえた上でやりやすい順からその他の食い違いを解消していく。中国側はアラブを含む関連国が、現在の情勢を適切にコントロールする能力を持ち、食い違いを解消する知恵を持つことを信じている。中国は各国が必要とする時に、湾岸情勢を和らげ、湾岸の平和と安定の促進で建設的な力を発揮したい」と述べた。

スルターン大臣は「アラブは政治と外交ルートによる食い違いの解消を貫き、カタールや他国の内政に干渉するつもりはなく、緊張情勢のさらなるエスカレートを望まない。アラブは各国がテロ対策など重大問題をめぐり共通認識を形成し、これまで調印してきた協定を遵守し、これまでの約束を守り、湾岸協力会議参加国間の関係の新たなページをめくりたい。中国は重要な影響力を持つ責任ある大国だ。アラブは中国側が湾岸問題の処理に当たり、客観的で公正な立場を貫いていることを称賛し、王部長の3つの主張に賛同する。中国側と連携を維持したい」と述べた。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年7月20日

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