トランプ氏、「中国の貿易行為」の調査にゴーサイン

トランプ氏、「中国の貿易行為」の調査にゴーサイン。

タグ:トランプ 貿易

発信時間:2017-08-15 14:51:34 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

トランプ米大統領は14日、技術移転や知的財産権などを含むいわゆる「中国の貿易行為」について、米通商代表部に調査開始を指示する大統領令に署名した。この動きは、米国が中米経済・貿易関係を損ねる措置を一方的に講じる懸念を引き起こした。

トランプ大統領は同日、ホワイトハウスで大統領令に署名する前に、「公平で平等な貿易ルール」を守るため、米通商代表部のライトハイザー代表にすべての措置を講じる許可を与えたと述べた。

ライトハイザー氏は1974年制定の通商法301条に基づき、中国の調査に乗り出すと分析されている。貿易相手国への一方的な制裁措置を大統領に認めるこの法律ツールは、1995年に世界貿易機関が誕生してからほとんど使用されていなかった。

しかしこの大統領令は米国が直ちに具体的な関連調査を開始することを意味せず、また中国に的を絞った制裁措置を必ず講じるとは限らない。米高官は12日、米国側が調査開始を決定すれば、先に中国側と協議すると表明していた。

米国の政界とビジネス界の多くの識者は、政府が世界貿易機関のルールを無視し、一方的な行動により貿易相手国との紛争を解決しようとすれば、それは問題の解決を促さないばかりか、自国の消費者と貿易会社などの利益を損ねる可能性があると指摘している。

中国外交部の華春瑩報道官は14日「中米の利益は日増しに相互融合しており、切っても切り離せない緊密な構造になっているが、貿易戦争には前途がない。勝者はなく、双方が負けるだけだ」と発言した。

華報道官は「我々は米国側が事実に基づき関連問題を見据え、中国の知的財産権保護における努力と手にした進展、それから中国が自主革新により経済発展を促進した成果を客観的に評価することを願う」と述べた。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年8月15日

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