だが、「一帯一路」の各事業の推進に伴い、途上国の民営企業がいかにして国際金融機関の支持を得るか、投融資ルートを拡大するか、各国税関間の協力を促進するか、電気料金改革を進めてエネルギー事業が目に見える収益を得られるようにするかなどは、いずれも避けられない問題だ。
中国がこの方面で前を歩いていることは誇りに値する。多くの途上国で活動する中国企業はいずれも民生事業を重視し、すでに、あるいは現在、途上国の立ち後れた地域の民衆の生活様式を変えており、こうした国々の貧困削減事業に対して代替不能な貢献をしている。いくつかの途上国民衆の労働習慣、生活習慣、生活の質は中国企業の進出によって改められている。途上国の進歩を助ける方面では、インドとロシアも積極的な貢献をしている。インドがアフガニスタンとアフリカの一部の国で進める民生事業も精彩に富むものだ。
今回のBRICS首脳会議はBRICS各国間の政治・経済協力を促進し、国際社会にBRICSの声を届け続けるだけでなく、途上国の貧困削減・成長・雇用問題解決に、より多くの的確で実行可能な国際案を示すことになる。(編集NA)
「人民網日本語版」2017年8月29日