外交部(外務省)ウェブサイトによると、王毅外交部長(外相)は30日に外交部の開いた第9回BRICS首脳会議及び新興国・途上国対話についての国内外プレス向けブリーフィングで「BRICS5カ国は共同発展を目標に共に歩んでいる。経済協力は一貫してBRICS協力の主軸であり、5カ国の人々に確かな利益をもたらした。協力のたゆまぬ拡大にともない、政治・安全保障協力が次第にBRICS協力の重要な構成要素となってきている。5カ国は安全保障問題ハイレベル代表会議、外相会議などの制度によって、重大な国際・地域問題について意思疎通と調整を強化し、世界の平和・安定に独特かつ積極的な役割を発揮している」と説明。
「BRICS『中国年』に入り、われわれは伝統的な経済・政治・安全保障協力を強化すると同時に、人的・文化的協力の成果を入念に築き、人的・文化的協力をBRICS協力の第3の柱としている。人的・文化的協力の重要な意義は、BRICS協力を支える民意と社会の土台を突き固めることにある。これを拠り所に、BRICS体制は従来の『2本立て』から『三輪駆動』の新段階へ入り、協力の枠組はより均衡あるものに、協力の配置はより整ったものになる。これはBRICS体制の今後の発展のために、より全面的かつ堅固な基礎を固め、BRICS協力は第2の10年においてより速く、より安定して、より遠くまで歩むことができるようになる」と述べた。(編集NA)
「人民網日本語版」2017年9月1日